2019年4月15日
会長就任挨拶
日本医用画像管理学会
会長 池田 龍二
この度、日本医用画像管理学会(JSMIM)会長に就任しました熊本大学病院 池田龍二です。会長という大役を仰せつかり、光栄に思うと共に責任の重大性を感じています。与えられた職責を精一杯こなし、会員の皆様と創出できる組織を目指していきたいと思っています。よろしくお願いします。
まず、前会長であります小西康彦様に御礼申し上げます。小西会長におかれましては、情報発信を積極的に行い、時代のニーズにマッチしたセミナーの開催、他団体との交流など本会の発展に多大なる貢献を頂きました。強い求心力と行動力で、本会をリードされご活躍されました。この場を借りて深く感謝申し上げます。
本会は2003年に発足し今年度で16年目となります。私は本会の設立から運営に関わらせて頂き、医療情報分野の多様な変化と、IT技術の進歩と共に歩んで来ました。医用画像管理は、システムの構築だけでなく、Data Managementの重要性も増してきており、変化に対して柔軟に対応できる、ハード(モノ)とソフト(ヒト)が必要不可欠となっています。医療安全の意識を持ち、効率的、効果的、経済的な医用画像管理を行うマネージメント能力が必要とされています。
近年、本会は年2回の医用画像管理セミナーと年1回(3日間開催)のPACS Administratorセミナーを開催しています。PACS Administratorセミナーは、私自身が提案した企画であり、臨床的観点とIT技術の両面の知識、コミュニケーション能力等を併せ持つ優れたシステム管理者を育成する目的としています。今後は、来年の線量管理の義務化に向けて、線量管理システムにおいても、これらのセミナーで重点的にテーマとして取り入れていきたいと考えています。
また、臨床現場で活躍できるPACS Administratorの育成と、情報共有、情報交換の場をこれまで以上に行って行く所存です。
最終的には、患者様にとってアドバンテージの得られる、システム構築、サービス提供、データ管理、利活用を目指して参りますので、一層のご支援、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
以上、簡単ではありますが、会員の皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念しまして、会長就任の挨拶とさせて頂きます。
